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2017年08月22日

【知 識】JVCケンウッド 三和交通とタクシー配車システムの開発・導入に向けた業務協働


JVCケンウッドは、自社で保有する映像技術、音響技術、無線技術などの強みを生かして、次世代IoTソリューション事業の拡大を目指している。その一環として、クラウドを活用した次世代のタクシー配車システムの開発・導入を目的に、横浜市に本社を構えるタクシー事業会社・三和交通と業務協働に関する覚書を締結した。

JVCケンウッドは、従来型の製造販売業から顧客の課題を解決するためのソリューションを提供する「顧客価値創造企業」への進化をはかるとともに、次世代事業の早期事業化に向けて、ベンチャー企業を含む社外との協業・連携を推進していく。

また、近年のITや通信インフラの急激な発達によりIoTの動きが活発になっているが、これまで培ってきた映像技術、音響技術、無線技術などの強みを生かし、新たな価値を提供する次世代IoTソリューション事業の拡大を目指す。

これらの取り組みの一つとして、これまでケンウッドブランドで手がけてきたタクシー無線システムを発展させたタクシー向けの次世代配車システムの開発に着手した。

タクシー業界では、法令順守や労務管理に加え、乗客へ安全・安心を提供する取り組みに伴い、IoT化が急速に進展している。また、タクシー車両には業務用無線機器やカーナビゲーション、ドライブレコーダーなど、JVCケンウッドが長年にわたって技術やノウハウを培ってきた機器が数多く搭載されていることから、本取り組みは、今後のテレマティクス分野の拡大に向けた足がかりとなる。

これまでのタクシーの車載システムはそれぞれの機器が独立して搭載されていたが、業務用無線機器とカーナビゲーションを含む表示機を一つのセンター端末(タブレットPC)に集約することで、導入時のコストダウンをはかるとともに、将来的には決済機やタクシーメーターも含めた統合システムの開発を行う。さらに、クラウドを活用したコールセンターの新システムを開発し、センター業務の効率化をはかるとともにスマートフォン配車アプリと連携させることで、これまでにないサービスを開発していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識