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2017年08月17日

【物 流】平成29(2017)年4〜6月期トラック運送業界の景況感(速報)


全日本トラック協会は、平成29(2017)年4?6月期のトラック運送業界の景況感を発表した。

トラック運送業界の今期の一般貨物は、輸送数量と営業利益がやや改善を示す一方で、宅配貨物では、輸送数量の減少により営業利益は悪化傾向を示した。その為、景況感の判断指標は▲19.2となり、前期(1月?3月) の▲15.3より3.9ポイント悪化となった。

輸送数量では、一般貨物の判断指標が▲5.9(前期 ▲7.9)となり、2.0ポイント改善した。特別積合せ貨物(以下、特積貨物)では、宅配貨物が4.2(前期 23.3)となり、19.1ポイント悪化し、宅配以外の特積貨物が5.1(前期 5.2)となり、0.1ポイント悪化した。

営業収入では、一般貨物は▲3.7(前期 ▲7.4)となり、3.7ポイント改善した。特積貨物では、宅配貨物が▲12.5となり、前回(10.0)よりも22.5ポイント悪化し、宅配以外の特積貨物が23.1(前期 5.2)となり、17.9ポイント改善した。

営業利益では、一般貨物は、▲17.7(前期 ▲20.1)となり、2.4ポイント改善した。特積貨物では、宅配貨物が▲50.0(前期 ▲23.3)となり、26.7ポイント悪化し、宅配以外の特積貨物が5.1(前期 ▲5.2)となり、10.3ポイント改善した。

運賃・料金水準では、一般貨物は1.7(前期2.3)となり、0.6ポイント悪化となった。特積貨物では、宅配貨物が▲4.2(前期 16.7)となり、20.9ポイント悪化し、宅配以外の特積貨物が35.9(前期 12.1)となり、23.8ポイント改善となっている。

実働率は▲7.7(前期 ▲4.6)となり、3.1ポイント悪化、実車率は▲6.7(前期 ▲3.4)となり、3.3ポイント悪化となった。雇用状況(労働力の過不足)は81.3(前期 88.8)となり、7.5ポイント低下し、不足感が弱くなった。採用状況は▲8.1(前期 ▲3.8)となり、4.3ポイント減少し、所定外労働時間は▲12.1(前期 ▲4.0)となり、8.1ポイント減少している。貨物の再委託(下請運送会社への委託割合)は0.2(前期 3.1)となり、2.9ポイント減少となった。経常損益は▲16.0(前期 ▲14.3)となり、1.7ポイント悪化となった。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者