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2017年08月10日

【環 境】三菱ふそうトラック・バス、電気小型トラック「eCanter」の生産開始


三菱ふそうトラック・バス(以下 MFTBC)は、生産拠点の一つであるポルトガルの三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(以下 MFTE)トラマガル工場にて、電気小型トラック「eCanter」を生産開始したことを発表した。同工場で生産する「eCanter」は北米と欧州へ輸出する。

MFTBCは、世界中で増大する騒音と汚染問題に対し、「eCanter」導入による解決を目指しており、環境への優しさと高い経済性を併せ持つ車の提供を行う。

2014年から2017年にかけてポルトガルとドイツにて、車両を顧客に提供し実用供試を行い、都市内配送に適していることを実証した。通常のディーゼル車と比較し、走行1万キロあたり、1000ユーロのコスト削減が可能で、また、効率的な輸送を行う為の十分な積載量2トンを確保しつつも、航続距離は短距離配送業務の平均的な一日の走行距離を上回る、100km以上を達成している。

ポルトガル政府は、2010年の早い段階から「eCanter」開発に協力しており、生産開始イベントでは、ポルトガル共和国大統領のマルセロ・レベロ・デ・ソウザ氏が祝辞を述べた。日本では、2017年5月に川崎工場内に国内で初めて電気トラック用の急速充電設備を開設、セブン-イレブン・ジャパンに年内25台を納入することを発表した。また、同年7月より国内向け「eCanter」の生産を開始した。そして、今回ポルトガルでの生産開始によって、グローバルに同車両を展開していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】