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2017年08月08日

【流 通】博報堂とカブク ASEAN地域でアジャイル型商品開発プログラムの提供開始


博報堂グループのコンサルティング専門会社 博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックは、カブクと共同して、ASEAN 地域におけるプロダクト開発を短期間で可能にするアジャイル型(※)商品開発プログラム「Agile Future Emerging Program (アジャイル・フューチャー・イマージング プログラム)」の提供を開始した。

ASEAN 地域におけるエスノグラフィ調査をはじめとしたデザイン思考型での商品開発・新規事業開発等のプロジェクトを行ってきた博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックと、世界各国に産業用3D プリンタ工場のネットワークを保有し、デジタルモノづくりを推進するカブクの両社が共同することで、ASEAN 地域現地の多様性を加味した形でのプロダクト開発をサポートする。

ASEAN 地域は、今後も人口増加・経済成長に基づく高い市場成長が見込まれ、多くの日系企業にとって有望市場となっている。

一方で、ASEAN は、それぞれの国・都市における民族・宗教・言語が非常に多様であり、変化のスピードも速いのが特徴。このため、生活者インサイトを捉えるにあたって ASEAN 地域での「共通性」と、個別の国・都市における「個別性」をどう捉え、対応していくべきかが重要となる。

しかし、こうした多様で変化にとんだ ASEAN の状況に対して丁寧に対応すればするほど、「調査」「製品コンセプト作り」「プロトタイピング」「製品化」という形でプロセスがどこかで分断・重複してしまい、結果としてスケジュール・コストが当初計画よりもかなりかさんでしまうことも多く起こっていた。

この状況に対して、ビジネスデザイン及び ASEAN 生活者インサイト発見を得意とする博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックと、プロトタイピング以降を得意とするカブクがそれぞれを相互補完しながらプロジェクトを一体運営することで、「調査」「製品コンセプト作り」「プロトタイピング」「製品化」までのプロセスを効率的に運営し、よりクオリティの高いサービスを提供することができるのが特徴となっている。

※アジャイル 「素早い」という意味で、短期間での開発手法を意味する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通