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2017年08月01日

【物 流】「総合物流施策大綱」(2017年度〜2020年度)


国土交通省(以下、国交省)は、平成29(2017)年から平成32(2020)年の総合物流施策大綱を閣議決定した事を発表した。

今回の大綱では、社会状況の変化や新たな課題に対応できる「強い物流」を構築するために、物流の生産性向上に向け、下記の6つの視点から取組を推進する事が決められた。

1. [繋がる]サプライチェーン全体の効率化・価値創造に資するとともにそれ自体が高い付加価値を生み出す物流への変革
〜競争から共創へ〜
@ 連携・協働による物流の効率化
A 連携・協働を円滑化するための環境整備
B アジアを中心としたサプライチェーンのシームレス化・高付加価値化

2. [見える]物流の透明化・効率化とそれを通じた働き方改革の実現
@ サービスと対価との関係の明確化
A 透明性を高めるための環境整備を進める
B 付加価値を生む業務への集中・誰もが活躍できる物流への転換

3. [支える]ストック効果発現等のインフラの機能強化による効率的な物流の実現
〜ハードインフラ・ソフトインフラ一体となった社会インフラとしての機能向上〜
@ モーダルコネクトの強化などによる輸送効率向上
A 道路・海上・航空・鉄道の機能強化
B 物流施設の機能強化
C 物流を考慮した地域作り

4. [備える]災害等のリスク・地球環境問題に対応するサステイナブルな物流の構築
@ 災害等のリスクに備える
A 地球環境問題に備える

5. [革命的に変化する]新技術(IoT、BD、AI等)の活用による「物流革命」と物流分野での新技術を活用した新規産業の創出
@ IoT、BD、AI等の活用によるサプライチェーン全体最適化の促進等
A 隊列走行及び自動運転による運送の効率化
B ドローンの活用
C 物流施設の自動化・機械化
D 船舶のIoT化・自動運航船

6. [育てる]人材の確保・育成と物流への理解を深めるための国民への啓発活動等
@ 物流現場の多様な人材の確保や高度化する物流システムのマネジメントを行う人材の育成等
A 物流に対する理解を深めるための啓発活動

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連