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2017年07月25日

【知 識】京大発EVメーカー ボッシュエンジニアリングと車両制御の分野で協業

京都大学発の電気自動車(EV)メーカー「GLM」は、自動車部品メーカーの世界最大手、ドイツ・ボッシュ傘下のエンジニアリング会社「ボッシュエンジニアリング」と、車両制御の分野で協業する。

両社は共同で、EVの駆動システムを制御するユニット「VCU」(ビークルコントロールユニット)を開発する。このVCUは、2019年の量産を計画しているGLMのEVスーパーカー「GLM G4」に搭載される。

今回、「GLM G4」に求められる高性能なVCUを実現するため、ボッシュのグループ会社をパートナーに迎え入れた。GLMが構築した車両制御システムを基に、ボッシュのハードウエアを使いながら、ソフトウエアを電子制御の開発などを手掛けるボッシュエンジニアリングと共同開発する。

今回共同開発するのは、車両の多機能を統合、制御できる高性能なEV専用のVCUで、バッテリーマネジメントシステム(BMS)やモーターを駆動するパワードライブユニット(PDU)、モーターの出力を調整するインバーター(電力変換装置)、車載用充電器等の協調制御を行う。

GLMは完成車両の開発、販売のほか、車両の内部にあたるプラットフォーム部分(※)の販売も行っている。そのため、今回のVCUの制御対象は、ボディ部分を除く車両内部に特化し、当社以外の他品種の車両にも応用できるようにする。これまで通り、完成車両とプラットフォームの両方を販売する。

※ プラットフォーム
車台(フレーム・シャシー等)+パワートレイン(モーター・バッテリー・VCU等で構成する車体)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識