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2017年07月12日

【環 境】DIC 北陸工場にバイオマスオボイラを導入


DICは、地球温暖化防止への取り組みとして、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減を目的に、合成樹脂を生産する北陸工場(石川県白山市)に木質チップを燃料とするバイオマスボイラ1基を新規導入し、液化天然ガスボイラの一部をこれに切り替えていくことを決定した。同設備は、平成30(2018)年1月からの稼働を予定している。

木質バイオマス燃料はCO2が発生するものの、再び光合成によって樹木などに吸収される(カーボンニュートラル)ため、CO2の排出を抑制する有効な手段として注目されている。

北陸工場では、これまでにも、工場内で使用する燃料を重油から、天然ガスに全て置換することなどで、大幅な削減(CO2)排出量(絶対量)約10%削減)を実現してきた。今回の取り組みにより、さらに約12%削減させていく。

同社グループでは、2016年度から、『温室効果ガスの排出量(絶対量)を毎年1%削減し、平成32(2020)年までに平成25(2013)年を基準に7%削減』とする中期目標を独自に設定している。今回の効果をグループ全体で評価すると、平成25(2013)年比で0.3%の削減に寄与することになる。

DICグループは、サステナビリティ活動の一環として工場・研究所・オフィスなどから排出するCO2の削減に取り組み、これまでもバイオマスエネルギー、風力発電、太陽光発電、コージェネレーションシステム(熱と電力の併給設備)などの導入を進めてきたが、引き続きグローバルで温室効果ガスの削減に努め、サステナブルな社会の実現に貢献していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】