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2017年06月30日

【アジア】日販 中国国家図書館と図書寄贈契約について調印

日本出版販売(略称:日販)は2017年6月12日、中国国家図書館との間で行っている友好事業「日本出版物文庫閲覧室」に関する第8期契約調印式を新お茶の水ビルディング21階の銀座アスターお茶の水賓館にて開催し、平林社長と魏 大威 中国国家図書館副館長がそれぞれ図書寄贈の契約書に調印した。

この友好事業は日中両国の相互理解と文化交流の促進を目的として、日本の国立国会図書館に相当する中国国家図書館(通称:北京図書館)との間で、5年を1期とする図書寄贈契約を1982年に締結したことからスタートした。翌1983年5月11日には、同図書館内に寄贈図書を収蔵する「日本出版物文庫閲覧室」を開設した。以降、寄贈された図書は、この閲覧室内に保管、整理されている。これまで日販が出版社の協力のもと、7期35年間にわたって中国国家図書館に寄贈した図書は約31万冊、11億円相当にのぼっている。

また、図書寄贈とともに人的交流も盛んに行っている。中国国家図書館からの研修生を毎年2名、3か月間にわたり、日本に受け入れているほか、日販が組織する日本出版友好訪中代表団の派遣はすでに37回を数え、延べ480名の日本の出版人が中国国内を視察している。同事業は中国における他国との友好事業のうち、当事者の一方が民間企業である事業としては、最も長く継続している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア