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2017年06月21日

【知 識】芙蓉総合リースとSAPジャパン リース利用企業向け資産管理サービスを提供開始


芙蓉総合リースは、SAPジャパンが提供するSAP ERPソリューションを使って、リース利用企業(借手)向けに固定資産管理業務を支援するクラウドサービス「ALCAM(Accounting Lease Contract Management)」を2017年4月より提供開始した。

固定資産/リースの分野では、頻繁に行われる税制や会計制度変更に加えて、J-SOXによる内部統制強化のため、現物情報と会計帳簿の整合は必須となっている。そのため、今後の制度変更に柔軟な対応が可能で、かつ、システムの修正や新制度に適応した運用を低コストで実現できるサービスが求められている。

一方、リース会計では、自社保有の固定資産同様にオンバランス処理が求められており、リース利用企業の経理・会計処理にかかわる事務負担が増加しています。さらに、2019年1月にはIFRS16(リース)が適用され、「リース」だけでなく、「賃貸借取引全般」がオンバランス処理を求められており、「リース」を利用していない企業にも影響を与える。そうした作業を自動化するシステムを導入する場合、会計基準や税制の変更毎にシステムのバージョンアップや改修が必要となり、コストが高くなることが課題となっていた。

「ALCAM」は、芙蓉リースが提供する、SAPのリース業界の標準仕様となるリース会計エンジン(Lease Accounting Engine)を備えたERPアプリケーションを利用したクラウドサービスです。リース利用企業(借手)側の経理作業負担を軽減し、固定資産管理業務の簡素化・正確性の向上を支援する。

また、「ALCAM」と芙蓉リースの資産管理サービス「FLOW Cube」をデータ連携させた総合資産管理サービス「FLOW Cube+」を利用することにより、現物管理と会計処理の固定資産管理業務を一元的に処理することが可能となる。リース利用企業は、従来現物管理と会計処理を別々で行うため、その結果発生する差異の確認作業等に相応の時間を取られるが、「FLOW Cube」および「ALCAM」を活用することで、効率性・正確性の大幅な向上、それによる決算の早期化、内部統制への対応強化を実現することになる。

さらに、複数の会計基準に対応したサービスをクラウド環境で提供することにより、従来の固定資産業務システムを導入するのに比べて、5年で約5分の1にコストを抑えることが可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識