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2017年06月23日

【アジア】日通ロジスティクスミャンマー ティラワ経済特別区に倉庫新設

日通の現地法人、日通ロジスティクスミャンマーは、ティラワ経済特別区(SEZ)に建設中であった多機能ロジスティクス倉庫「ティラワ・ロジスティクス・センター」を竣工し、2017年6月1日から営業を開始した。

「ティラワ・ロジスティクス・センター」が所在するティラワSEZは、ヤンゴン市街地から南東へ約20kmに位置する、日本とミャンマーの官民が共同開発をした工業団地で、日本をはじめタイやシンガポールなど16カ国、約80社(2017年3月末時点)が進出を決定している。進出企業の主な業種は、建材・食品飲料・アパレル・自動車関連。隣接するティラワ港では貨物ターミナルを増設する計画があるほか、同SEZのあるヤンゴン近郊とタイ国境を結ぶ道路の拡張も計画されている。同SEZ自体も拡張の計画があり、生産・物流の一大拠点となる可能性を有している。

ティラワ・ロジスティクス・センターは、同国内で唯一ティラワSEZだけに認められている保税機能を活かした、保税保管サービスの提供する。また、温度管理や防カビ対策が求められるアパレル製品、化学品保管を対象とした定温除湿庫を設置する。

ミャンマーでは外国企業が製品を輸入し、国内で販売されることが禁止されているが、同SEZに進出する企業は、輸入した製品に再包装、ラべリングなどをすることで国内で販売する特例が認められており、同倉庫では流通加工業務が可能となっている。

日通ロジスティクスミャンマーでは、航空・海運フォワーディング、通関、国内配送(保税輸送を含む)、クロスボーダートラック輸送、倉庫、重量品輸送などの総合物流サービスを提供する。今後ますますの発展が期待されるミャンマーでのロジスティクス機能を強化するとともに、トータルで顧客ニーズ応え、「グローバルロジスティクス事業の更なる拡大」に努める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア