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2017年06月16日

【知 識】Hacobuと大和ハウス 資本提携を視野に入れた業務提携契約を締結


Hacobuと大和ハウス工業は資本提携を視野に入れた業務提携契約を締結致した。

Hacobu は、複雑化・高度化する物流現場の現状に対して、抜本的かつ包括的に問題を解決するため、大和ハウス工業とともにコネクテッド・ロジスティクス・ネットワーク(Connected Logistics Network/略称:CLN)の共同開発・展開を行う事を合意した。Hacobu は、大和ハウスグループのフレームワークスと 2016 年 6 月に LogiTech(Logistics x Technology)分野で業務提携を実施しており、今回は大和ハウスグループの保有する資産との連携を含めた、資本提携を視野に入れた包括的な業務提携となる。

ロジスティクスは、物流の拠点である倉庫(=点)と、倉庫間及び倉庫から配送先をつなぐ輸配送(=線)の2つが網の目のようにネットワーク化され構成されている。現状、これらのネットワーク内の情報は電話や Fax などのアナログな方法で伝達され、分散している。CLN では、そのようなロジスティクスの現状を革新し、倉庫の情報から輸配送の情報がオンラインで一元的に統合され、ネットワークの最適化を人工知能(AI)がコントロールする。情報のやり取りも、アナログな手段ではなく、オンラインのプラットフォーム上で行われ、これまでとは全くことなるロジスティクス・ネットワークとなる。物流における大きな社会資産の一つであるトラックの積載率は現状 50%を切っているなど、物流資産は効率的に使用されているとはいえない。物流人材が不足するなかで、物流資産の有効活用は喫緊の課題である。
 
■合意項目
1. Hacobu が提供するクラウド型物流プラットフォーム「ムーボ」の、大和ハウスグループが建設もしくは運営する倉庫での導入・運用
2. 大和ハウスグループの運営する倉庫を拠点とした新配送サービスの研究開発・導入・運用
3. ロジスティクス・ネットワーク最適化システム(人口知能)の研究開発・導入・運用
4. ASEAN でのロジスティクス・ネットワーク構築の研究開発・導入・運用
5. 資本提携に向けた検討

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識