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2017年06月12日

【環 境】JR東海、特急「ひだ」「南紀」にハイブリッド式の車両を新製


東海旅客鉄道(JR東海)は、平成29(2017)年6月7日、同社では初めてとなるハイブリッド方式を採用した次期特急車両(試験走行車)を新製すると発表した。

現在、特急「ひだ」「南紀」に使用している85系気動車の取替を見据え、平成31年末から試験走行車により、技術の確立に向けた試験走行を行っていき、安全性や快適性を高めつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両では国内初の最高速度120km/hでの営業運転を目指し、量産車は平成34年度を目標に投入する方向で検討を進めるとしている。

次期特急車両は、エンジンで発電した電力とブレーキ時等に蓄電池に貯めた電力を組み合わせて使用し、モーターを回して走行する。モーター走行により気動車特有のギアチェンジが解消され、エンジン数の削減(1両あたり2台→1台)、駅停車時のアイドリングストップの採用等により、静粛性や乗り心地が向上するとともに、蓄電池に貯めた電力を加速時や停車時に使用することで、燃費が約15%向上する見込みである。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】