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2017年05月26日

【アジア】日通 マレーシアで倉庫のハラール認証を取得

マレーシア日本通運(以下、マレーシア日通)は、2017年5月16日を発効日として、マレーシア政府の認証機関であるマレーシアイスラム開発局(以下、JAKIM)から倉庫に関するハラール認証(MS2400-2)を取得した。

マレーシア国内では、ハラールについて、2013年7月、世界で初めて物流に関する認証基準であるMS2400-1(運送)とMS2400-2(倉庫)が制定され、JAKIMによって認証の受付が開始された。

マレーシア日通は、2014年12月に日系物流企業として初めてMS2400-1(運送)を取得し、マレーシア国内のハラール運送の受託を開始したほか、2015年6月に世界最大のハラール機内食メーカーである「ブラヒム社」との業務提携契約を締結し、国内・国際運送に積極的に取り組んできました。また、2016年10月にはトラック・貨物用コンテナの宗教洗浄(※)を自社で行う事が可能となる認証を受けました。

日本国内でも、JAKIMの相互認証機関である日本ハラール協会から2016年1月に倉庫、同年2月には運送のハラール認証を取得している。今回のマレーシアにおける倉庫に関するハラール認証の取得により、マレーシアと日本の発着地を日本通運グループが全てサポートするハラール一貫輸送体制を実現した。同時に、マレーシア国内でも運送と合わせてハラール製品のサプライチェーン全体を幅広くサポートすることが可能となる。

※ 宗教洗浄
ハラール食品にとって不浄な状態(豚や豚派生商品を取り扱った場所など)を清浄すること。輸送の際には、予めトラックや貨物用コンテナをJAKIMの規則に従って洗浄し、清浄な状態にしなければならない

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:05| アジア