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2017年05月12日

【物 流】国交省 第10回全国貨物純流動調査(物流センサス)の調査結果公表


国土交通省は第10回全国貨物純流動調査(物流センサス)の最終調査結果の取りまとめを平成29(2017)年5月9日に公表した。

物流センサスは昭和45(1970)年以降5年ごとに実施しており、貨物の出発地点から積替えを経て、到着地点までの流動を把握するために鉱業・製造業・卸売業・倉庫業の4産業の荷主側から貨物の動きを捉えた統計調査である。主な活用方法は行政における社会基盤整理や物流施策の検討、各種研究機関等における研究である。下記は調査の最終的な結果ポイントの概要である。

・産業別年間出荷量
平成22(2010)年調査から平成27(2015)年調査の年間出荷量は2.4%減少しているが、平成17(2005)年から平成22(2010)年の減少率(15.4%)と比較すると減少傾向は緩やかになった。

・代表輸送機関別にみた流動量の分担率(出発地から目的地の間の最長距離を輸送した輸送機関)
これまでと同様に「自家用・営業用トラック」の分担率が約84.3%と高く、営業用トラックの比重が高まっている。

・出荷1件当たりの貨物量
平均流動ロットは平成27(2015)年調査では、0.98トン/1件(前回0.95トン/1件)とわずかに増加している。
 
・速報結果(平成28(2016)年12月公表)から集計結果の更なる追加等
「主要な地域間の輸送経路」や「主要地域・産業別の貨物流動状況の変遷」等の集計結果項目を追加

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投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連