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2017年05月10日

【知 識】SMFG、SMFLと住友商事 IoTを活用した設備稼動可視化サービスの開発と新たな金融サービスを検討


三井住友フィナンシャルグループ(以下「SMFG」)、三井住友ファイナンス&リース(以下「SMFL」)、 住友商事の3社(以下「共同3社」)はIoTを活用した設備稼動可視化サービスの開発及び設備稼動データの金融領域への 活用の検討を開始した。

設備稼働可視化サービスは、企業で既に導入されている設備にセンサーを取り付け、稼働状況を精緻に把握することにより、設備稼働の効率性の把握、保有設備の最適化 及び調達方法の見直し等、資産管理の高度化を支援するサービスの提供を目指す。

これまでに共同3社は、事前の調査により選定したフォークリフト、計測器を対象に実証実験を実施し(※1)、センサーからの取得データを分析することで、設備の稼働・不稼動時間や異常検知等を遠隔にて把握出来ることを確認した。実験に活用したシステムは、シリコンバレーのベンチャーであるAfero社(住友商事 米投資子会社Presidio Venture, Incの出資先)のセキュアな通信モジュールとIoTプラット フォームを用いて開発した。

SMFGはIoTを活用したビジネスモデルの設計及びセンサー取得データの分析を主導し、SMFLと住友商事は、IoTデバイスの選定・開発、対象物件の選定及び実証実験の運営を主導してきた。

共同3社は、今後も設備稼動可視化サービスの開発を進め、顧客向けに具体的な提案を行うと共に、今般の取組に参画する企業及び対象物件の拡大を図る。また 将来的には、IoT活用の高度化や設備稼働データの活用領域を拡大し、シェアリング ビジネス(※2)や設備稼働可視化サービスを活用したリーススキーム、与信業務 高度化等、IoTを活用したフィンテックのサービス開発に取り組む。

※1 実証実験実施場所
・フォークリフト:住商グローバル・ロジスティクス 物流センター
・計測器:SMFLレンタル テクニカルセンター

※2 シェアリングビジネス
インターネットなどを通じて、モノや知識を所有している個人・企業が、それを必要としている個人・企業と共有するビジネス

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識