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2017年04月24日

【流 通】「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」を鯖江市の公共バスで運用開始


福井県鯖江市、jig.jp、さくらインターネットは、鯖江市の公共バス「つつじバス」に搭載する「バス乗客リアルタイムオープンデータシステム」を共同開発し、2017年4月1日より運用している。

鯖江市では、コード・フォー・ジャパンが実施する自治体への民間企業社員派遣プログラム「コーポレート・フェローシップ」事業で、2016年11月より3カ月間、ヤフーの社員を迎え、さらにjig.jpの協力を得て、市の課題である「オープンデータを活用した公共交通の振興」に共に取り組んできた。この取り組みでは、多くのヒアリングや実証実験を重ね、立案された企画を実現した。

鯖江市の公共バス「つつじバス」は、高齢者や障害のある方など交通弱者を主に対象とし、市民全員が利用できる。バス利用者動向把握のため、これまで手動で乗降者データを集計しており、運転手および市役所職員の業務負担となっていた。鯖江市は、その負担軽減と、バスの乗降者データをリアルタイムで可視化してバスの利便性をさらに向上させるため、システム開発に至った。

同システムは、バス利用者の乗降車時に運転手が操作盤のボタンを押下することで、自動的に乗降者データが集計される。集計したデータは、オープンデータとして、ウェブサイト「データシティ鯖江」から誰でも無料で利用でき、アプリケーションの作成などに役立てることができる。作成されたアプリケーションも、同ウェブサイトで公開する。第一弾として、バス利用者が事前に混雑状況を把握できるようなアプリケーションをjig.jpが作成する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通