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2017年04月14日

【アジア】パナソニック 冷蔵庫用コンプレッサー事業の本社機能をシンガポールに設置

パナソニックは、成長市場であるアジアでの顧客密着を目的に、滋賀県草津市にある冷蔵庫用コンプレッサー事業の本社機能をシンガポールに移転し、現地完結経営による事業のスピードアップを図る。

パナソニックは、コンプレッサー事業をグローバルに展開しており、特に冷蔵庫用コンプレッサー市場では高性能のインバータ機種においてトップシェアを有している。主要顧客は全世界に亘っており、現在もシンガポール拠点が中心となって営業対応を行っている。この事業特性を活かし、今回、事業部内のビジネスユニット(RCBU:冷機コンプレッサービジネスユニット)全体をシンガポールにシフトし、現地で完結して迅速に経営判断ができる体制を構築する。

具体的には、シンガポールで冷蔵庫用コンプレッサーを製造している、パナソニックAP冷機デバイスシンガポール(略称:PAPRDSG)内に、RCBU本社を設置する。新設のRCBU本社には、スタッフ機能に加え、技術ノウハウや知的財産権なども含めたR&D機能、営業・マーケティング機能を集約する。特に開発面では、現在日本で主に担当している量産開発の機能をシンガポールに移し、現地人材の増強も加速する。また、PAPRDSGの製造機能は、RCマニュファクチャリングセンターとして本社機能と一体運営を行い、マザー工場となるべく、さらなる生産性の向上と、IoTを活用した新しいモノづくりに挑戦する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| アジア