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2017年03月29日

【物 流】平成29年春の全国交通安全運動実施計画


全日本トラック協会は、中央交通安全対策会議交通対策本部が決定した平成29年(2017)春の全国交通安全運動推進要綱、並びに国土交通省策定の同実施計画に基づき、各都道府県トラック協会に対し同年4月6日から15日までの期間中における本運動を実施すると発表した。

また、実施にあたっては、「子供と高齢者の交通事故防止〜事故にあわない、おこさない〜」を運動の基本にするほか、「歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」、「後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」及び、「飲酒運転の根絶」に留意し、さらに、事業用トラック向けの対策を含めた下記事項(概要)について積極的に取り組む。

安全運行の確保
会員事業者は、運転者に対し、次の事項を重点においた安全運行の徹底について指導する。特に事業用トラックによる事故の半数を追突事故が占め、かつ、死亡事故の4割が交差点で発生している現状を踏まえ、下記(1)「追突事故の防止」及び(2)「交差点事故の防止」を最重点推進項目として徹底する。

<最重点推進項目>
(1)追突事故の防止
国土交通省及び全日本トラック協会で制作した追突事故防止マニュアル等を活用し、徹底的にトラックにおける追突事故を防止する。
(2)交差点事故の防止
横断歩道手前での徐行または一時停止、さらに左右の安全確認を徹底させ、自転車巻き込み事故及び横断歩行者との事故防止を図る。

<重点推進項目>
(3)子供と高齢者の交通事故防止
子供や高齢者の傍を通る際、十分に速度を落とすなど、考えて運転をする。
(4)夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
 事故防止のため、前照灯の早めの点灯と、昼間より速度を落とし走行する。
(5)シートベルトの正しい着用の徹底
 運転者を含む全ての乗務員にシートベルトの着用を徹底させる。
(6)飲酒運転の根絶
 運転者に対する適切な指導監督の実施と、アルコール検知器を使用した厳正な点呼を実施し、酒気帯び運転、飲酒運転の根絶を徹底する。
(7)トレーラー事故の防止
 海上コンテナの固定方法や鋼材の固縛方法を再確認し、横転や荷崩れ等のトレーラー事故の防止を図る。
(8)高速道路における事故の防止
 高速道路では早めの段階で休憩をとらせるなどして事故防止を徹底させる。
(9)「WEB版ヒヤリハット集」を活用した安全意識の高揚
 「だろう運転」から「かもしれない運転」を心掛けるよう徹底させる。
(10)健康起因事故の防止
 点呼時等において運転者の健康状態の確認を徹底し、体調急変に伴う事故の防止を図る。
(11)過労運転の防止
 事業者は、休憩又は睡眠時間及び休息の時間が十分確保されるよう勤務時間及び乗務時間を定め、過労運転の防止に努める。
(12)「危険ドラッグの根絶」
 社内安全教育や点呼時等において、「危険ドラッグ」の使用による運転の悪質性・危険性を十分に理解させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者