<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2017年03月24日

【流 通】高野山真言宗・総本山金剛峯寺 Squareを決済・受付管理に導入


高野山真言宗・総本山金剛峯寺は、米国西海岸発のハイテクサービス Square(スクエア)を、拝観料や御守・御札の授与、燈籠などのクレジットカード決済および受付業務管理ツールとして利用開始した。総本山が Square を導入するのは国内初めてで、クレジットカード払いのニーズが増えていることへの対応や、業務効率化を目的に導入する。

高野山の二大聖地のひとつ壇上伽藍の納経所(※1)から利用をはじめ、2017年4月1日から奥之院の御供所や徳川家霊台、金剛峯寺、大師教会でも利用を広げる。

Square は、スマートフォンやタブレット端末に無料アプリ「Square POS レジ」をダウンロードすることで、POS レジや、売上分析、顧客管理、在庫管理、従業員の勤怠管理など、商売に必要なツールを、ひとつのアカウントですべて利用できる。さらに、端末のイヤフォンジャックに小型のクレジットカード読み取り機「Square Reader(スクエアリーダー)」を差し込めば、事業規模や業種に関わらず決済手数料 3.25%(※2)でクレジットカード決済に対応でき、月額利用料や振込手数料などの隠れた費用も発生しない(※3)。

高野山真言宗・総本山金剛峯寺では、僧侶や在家職員が壇上伽藍や金剛峯寺の納経所などで、 タブレット端末を使って参拝者および巡礼者の受付業務を行う。Square は POSレジとしての機能に加え、クレジットカード決済もできるため、拝観料や燈籠、御守・御札の授与のカード払いにも対応できるようになった。高野山は、大都市とは隔絶された紀伊山中にあるにもかかわらず、毎年約百数十万人の参拝者や観光客等が訪れる。2004 年の世界遺産登録以降、欧米を中心とする外国人参拝者も増加傾向にある。2015 年には高野山開創1200年の記念大法会を執行し、『ナショナル・ジオグラフィック』の選ぶ世界20大観光地に日本で唯一選ばれた。今後も外国人参拝者は増え、それに伴いクレジットカード決済のニーズも増すことが予想される。

※1 拝観料や御守・御札を取り扱う寺院内の場所
※2 クレジットカードをリーダーに通して決済した場合の決済手数料です。カード番号を手入力で決済した場合の決済手数料は 3.75%
※3 POS レジサービスの一部高度なサービスは有料

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通