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2017年03月23日

【物 流】JR貨物 輸送動向 平成29(2017)年度2月分


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は、平成29(2017)年度2月分の輸送動向を発表した。
当月度は、初旬の低気圧接近に伴う東北地区での風規制や、同月23日に発生した室蘭線貨物列車脱線事故の影響により、高速貨76本が運休となった。
 
コンテナについては、新車販売の好調に伴い大手自動車メーカーの自動車部品(78千トン/前年同月比132.7%)が東海地区発東北地区向けで荷量が倍増したことに加え、九州・関東地区間での輸送が好調に推移したことにより、前年を大きく上回った。ほかにもトラックドライバー不足のため、鉄道へのシフトが続いている食料工業品(272千トン/同比100.9%)は大阪地区から北陸地区へのビール輸送の開始が加わったことで順調に推移し、前年を上回ったほか、積合せ貨物・化学薬品も堅調に推移した。

一方で、農産品・青果物(165千トン/同比89.4%)が北海道地区において、台風10号の影響継続や貨物列車脱線事故により、馬鈴薯・玉葱・民間流通米が前年を大きく下回った。また、紙・パルプ(255千トン/同比94.6%)が印刷紙・コート紙の需要の落ち込みにより減送となった。結果、コンテナ全体で1,784千トン、同比100.4%となった。

車扱については、石油(596千トン/同比102.7%)が気温低下に伴って、灯油を中心に好調に推移した。一方でセメント・石灰石(106千トン/同比86.0%)が定期修繕の影響で前年を下回り、車扱全体で844千トン、同比100.0%となった。

コンテナ貨物、車扱貨物の合計は2,628千トン、同比100.3%となった。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者