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2017年03月17日

【流 通】JFE環境 福島県農業用ため池放射性物質対策の体制拡充


JFE環境は、福島県内にある農業用ため池の放射性物質対策の体制を拡充し、地元企業への専用設備貸与と技術指導を開始した。

農林水産省などの調査によれば、対策を必要とするため池の数は県全体で約900箇所とされ、その対応は福島県および市町村が主体となり進められている(※)。地元ではこれまで以上に安全・安心な農業ができるよう、早期の対策を要望されている反面、この対策には専用の設備と高度な作業ノウハウの習得が必要なため、地元で対策を進める上での課題となっている。

これらの課題を解決するため、JFE環境は従来のリサイクル事業を通じて培った汚染物の処理・管理ノウハウを活用し、底質除去(剥離洗浄)工法を選定した。同工法は農水省の実証試験でも効果が検証されているもので、狭小地であるため池での工事を考慮し設備がコンパクトながら、放射性物質を確実に除去する。

JFE環境では2015年秋より6市町村18池で対策工事を実施する中、更なる施工の効率化に向け改善を進めるとともに、このたび本格的に工事を推進する体制を整えた。今後JFE環境は引き続き自ら対策工事を行っていくとともに、地元企業に対し設備の貸与ならびに技術指導により施工者を育成し、対策工事を一刻も早く進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通