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2017年03月16日

【環 境】バンドー化学 バイオマス発電プラント向けコンベヤベルトを販売


バンドー化学は、近年、日本国内で広がりを見せているバイオマス発電プラント向けとして、最適な専用コンベヤベルト「BANDO FR-BIOS(バイオス)」を開発し、平成29(2017)年4月から販売を開始する。

バイオマス発電プラントでは、燃料となる石炭、木材、PKS(ヤシ殻 ※)を同じコンベヤラインで搬送するケースが多く、いずれの搬送物においても安定した搬送が求められている。バンドー化学は、コンベヤベルトの専門メーカーとして、火災時の被害を最小限にとどめるための難燃性がプラントにおけるリスク軽減になると考え、「BANDO FR-BIOS」を開発した。また、各社からバイオマス発電プラント向けの保険商品が販売されるなど、もしもの場合のリスク軽減の観点からも同製品の特長が求められると予想している。

製品の特長

(1)PKS(ヤシ殻)、木材に対応する耐油性
パーム油への浸漬試験での体積変化率は+1.4%(普通ゴム(JIS-G)の場合+86.1%)と小さく、物性低下を抑えた。(試験方法※70℃のパーム油にゴムを浸漬させ、7日後の体積変化率を確認)
(2)石炭搬送に対応する耐摩耗性
普通ゴム(JIS-G)と比べ耐摩耗性は36%向上した。(試験方法※JIS-K 6264-2 DIN摩耗試験に基づく普通ゴム(JIS-G)を100とした場合の指数)
(3)プラントの安全性を高める難燃性
自己消炎性を有する特殊配合ゴムを使用したJIS難燃規格に適合したコンベヤベルトである。

※ PKS(ヤシ殻)
パームヤシの殻部分で、パーム油を生産する過程で発生する農作物の残渣廃棄物。水分含量が少なく発熱量が高いことから、近年、バイオマス燃料として、注目されている。主にインドネシアやマレーシアなどの東南アジアから輸入されている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】