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2017年03月08日

【知 識】綜合警備保障と寺岡精工 現金管理トータルサービスの実用化に向け運用開始


綜合警備保障(以下 ALSOK)と寺岡精工は、流通小売業界が抱える人手不足と収益性の向上などの課題解決を目的とした現金管理トータルサービスの実用化に向けた運用を開始する。

厚生労働省が2017年1月31日に発表した平成28年平均の有効求人倍率は前年比0.16ポイント上昇の1.36倍を記録。平成3年(1.40倍)以来、25年ぶりの高水準となるなど、企業の人手不足感が一段と強まり、限られた人員のなか、事業を進められるよう労働生産性の向上が求められている。また、一般的に流通小売業界は販売費および一般管理費が売上高に占める割合が高く収益性を低下させており、、店舗運営上、多額の釣銭を準備している店舗が多い傾向にあることから、効率的な人員配置や現金管理が求められている。

2017年3月から、ALSOKと寺岡精工は共同で、入出金機オンラインシステムとキャッシュマネージメント(R)システム(POSシステム)とを連携した次のサービスの実用化に向けた運用を開始する。

(1)システム化による管理の厳正化と生産性の向上
入出金機オンラインシステムとキャッシュマネージメント(R)システム(POSシステム)は個人ごとの操作権限設定が可能。さらに操作履歴からレジ別現金在高の過不足について原因追求が容易なため、アルバイトでも簡単・確実に現金の処理が出来、生産性が向上する。

(2)現金の見える化、リサイクル化による収益性の向上
キャッシュマネージメント(R)システム(POSシステム)で店舗内(入出金機、レジ、金庫内)の現金を「見える化」することで、レジ間やレジと入出金機間での現金リサイクルを可能にする。また、「見える化」データや過去の釣銭使用実績などからALSOKが最適な釣銭を計画、タイムリーに店舗に配送することで大量の釣銭資金を圧縮し、収益性を向上させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識