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2017年02月24日

【物 流】近畿運輸局 内航船員の確保、育成対策の為に中学校にて出前講座を実施


近畿運輸局は、若い内航海運の担い手確保を目的とした取組みとして、大阪市立春日出中学校にて出前講座を実施した。

内航海運とは、日本経済を支える重要な産業である。これを支える内航船員は、業界全体で若返りの兆しが見られてはいるものの、いまだ全船員の内の約半数が50歳以上であり高齢化が著しい。したがって大量離職に伴う担い手不足生じないように、十分な船員の確保が必要とされている。

これを受け近畿運輸局及び近畿内航船員対策協議会では、中長期的視点に立った取組みの一環として、近畿管内の各中学校を対象に出前講座を実施することとなり、平成29(2017)年2月10日に大阪市立春日出中学校において、出前講座を実施した。

「海運の重要性と船員の仕事について」の講話には1年生15名が参加し、近畿内航船員対策協議会会長の上窪会長を講師として、物流の役割を分かりやすく説明し、特に海運は日本の貿易量の99.7%を運んでおり、資源が少なく輸入に依存している日本においては非常に重要な役割を担っていることを説明した。また、より理解を促すためにクイズ形式や、自らの経験を交えつつ、具体的な例を挙げながら生徒にわかりやすく説明した。

生徒達は講師の話に熱心に耳を傾け、海運の重要性について理解を深めているように見受けられた。
 近畿運輸局では、出前講座が生徒の職業観の形成につながることを期待するとともに、将来の職業選択にあたり「船員」の仕事が選択肢の一つとなるように、「海運の重要性」や「船員の仕事」についてのPR活動を引き続き積極的に行いたいと考えている。

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投稿者:gotsuat 11:50| 行政関連