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2017年02月23日

【流 通】地盤ネットホールディングス 人工知能(AI)を活用した戸建住宅向け地盤解析を開始

地盤ネットホールディングスの子会社 地盤ネット総合研究所は、研究開発した人工知能(AI)を活用した戸建住宅向け地盤解析の実用化を開始した。

人工知能(AI)は 1960 年代の第一次 AI ブーム(推論・探索)を皮切りに 1980 年代の第二次 AI ブーム(知識表現)を経て、現代の第三次 AI ブーム(機械学習)に至る。その背景には、ディープラーニング(深層学習)という技術革新があり、音声認識、文字認識、画像認識、自然言語処理などに応用され、あらゆる産業分野において、その技術活用のための研究開発と実用化が進められている。

戸建住宅向けの地盤解析は、地盤調査による調査ポイント毎の深度、荷重、回転数、土質、音感、水位などに加え、支持力や沈下量計算、建物周辺の造成、擁壁の有無、近隣地形などを総合評価した人的判断によるものが一般的。地盤ネットホールディングスは、2016年より人工知能(AI)の研究を開始し、過去十数万件に及ぶ膨大な解析物件データを人工知能(AI)へ学習させ、改良と検証を重ねてきた結果、同社の解析基準に合致した信頼性の高い解析結果を導き出すことに成功し、実用化に踏み切る。

地盤ネットホールディングスは、創業期において地盤調査と地盤改良の間にファイアウォールを立て、過剰な改良工事を削減する仕組みを構築し、上場後は、JIS 規格に基づく調査機械の開発を進め成長を遂げた。今回の AI 解析の導入により、地盤品質の見える化をさらに促進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:59| 流通