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2017年02月15日

【知 識】ヤンマーと井関農機 国内農業機械製品の開発・生産分野において協業拡大


ヤンマーと井関農機は、日本国内の農業機械製品の開発・生産分野での協業を拡大する。

日本農業は、農家戸数が減少する中、担い手に向けての農地集積、主食米から他作物への転換等、大きく変化してきている。このような背景から、国内農業機械市場においてはメーカーの販売台数減少が続く一方で、規模拡大を目指す担い手に向けた大型機械から中山間地等小規模区画で根強い需要のある小型機械までの幅広いバリエーションニーズ、機械化が遅れている作物別野菜作機械への多様な開発ニーズに対応する課題に直面している。

さらに農家から、生産資材費低減に向けてのシンプル仕様から労働力不足を背景とした省力化に対応する先端技術を織込んだ自動化仕様等、少量多品種の製品提供を要望されている。

こうした環境を踏まえ、ヤンマーと井関農機は、日本農業の活性化に向け、競争関係を超えて協力することが必要との共通認識に立ち、両社が持つ開発・生産リソースや技術ノウハウを補完し合うことを基本として、以下の項目に関して国内農業機械製品の開発・生産分野における協業の拡大に取り組む。

1.製品の相互OEM供給
 [1]縮小する稲作専用製品への対応
 [2]拡大する畑作野菜作関連製品の充実
2.製品の共同開発の検討
3.機能性ユニットの共通化拡大
4.農業ICT分野における協業

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識