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2017年02月01日

【物 流】国交省 日タイ物流政策対話及びワークショップ開催 タイ政府と意見交換を実施


国土交通省(国交省)は、平成29(2017)年1月26日に「日タイ物流政策対話及びワークショップ」をタイ・バンコクで開催した。

今回の対話には両国の物流施策の現状や課題の発表を基に意見交換を行い、日本からタイとその周辺国の相互通行の拡大と通関関連業務の改善に関する課題提起を行った。政策対話とワークショップの概要(一部抜粋)は以下の通り。

<政策対話概要>
両国の物流施策の現状及び課題について
タイ側:今後の物流インフラの開発計画、国境における経済特区の開発計画等の説明
日本側:自国の物流施策の紹介とタイで実施した物流パイロット事業の結果報告、タイの経済発展に向けた意義提起とタイ国内の最新の取り組みについて聴取

@ 周辺国との相互通行の拡大
タイの発展阻害要因の解消に向け、特にシャーシやコンテナの相互通行の拡大に向けた取組やコンテナ等の積替を考慮した国境付近の物流施設の開発計画について質問。それに対し、タイ側は、5カ年計画の中で国境付近に8か所と主要都市周辺に11か所の開発予定をしていると回答。開発に伴い、資金調達や土地の収用に関する課題認識を示した。

A 流業における兼業の実態
トラックによる貨物運送事業と倉庫事業の兼業の規制緩和を要望

B 関連業務の改善
マニフェスト通関制度の導入や通関リードタイムの短縮等今後の発展に向けた改善策を提起した。タイ側からマニフェスト通関に類似した制度のパイロット事業を実施中であり、将来的に陸上国境や空港への拡大を視野に入れているとの回答があった。


<ワークショップ概要>
下記の各内容に準ずる紹介及び説明後、意見交換を行った。

1.両国のコールドチェーン物流に関する取組
2.パレット利用の促進について
3.両国の物流人材育成について

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 国際物流