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2017年01月30日

【知 識】JUKIとYKKがファスニング製品を共同開発


JUKIとYKKは、両社の有するファスニング製品とその縫製の技術・知識を活用することにより、縫製工場の課題を解決するソリューション提案を実現するため、共同開発を開始する。

両社は、ファスナーを取り付ける縫製機(以下「ファスナー縫製機」)を共同開発し、新しいビジネスモデルの創出により、新たな価値を市場に提供する。

アパレル・ノンアパレルを問わず、ファスナーの取り付けはミシンによる縫製が主流で、JUKIはその縫製設備に関する開発・製造技術、YKKはファスニング製品の開発・製造技術を蓄積している。JUKIとYKK両社の強みを生かし、独自のファスニング製品の縫製技術の実現に向けて共同開発する。

ファスナーを縫製する工程は、オペレーターの技能と時間を要する難工程の一つ。自動化、簡易化出来るファスナー縫製機の開発と同時にファスナー自体の改良も行い、生産性の大幅な向上と熟練や技能に依存しない生産を可能にする。2017年度中に上述の具体的なファスナー縫製機の完成・提供を目指す。

また、ファスナーの多くがミシンによる縫製で取り付けられるため、両社は共通の顧客を有している。世界中に販売網をもつ両社が、共通の顧客への独自のファスナー縫製機の提供を通して、より広範囲で深く、顧客の課題解決に取り組む。世界中の縫製工場の現場を知るJUKIと多くのブランドホルダーと取引を行なっているYKKが連携することにより、マーケットへのより強力なアプローチが可能になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識