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2017年01月26日

【物 流】国交省 災害支援物資輸送の海上輸送訓練の実施


国土交通省(国交省)は、南海トラフ地震を想定した災害支援物資輸送の海上輸送訓練を実施すると発表した。

同訓練は、南海トラフ地震時に政府が実施するプッシュ型支援を想定し、内閣府、地方公共団体、事業者等の多くの組織と協力し、関東地方から近畿地方(大阪府)及び四国地方(徳島県)へ、災害支援物資を海上輸送する実動訓練を行う。同年1月31日から2月1日までの2日間に実施される。

南海トラフ地震では甚大な被害が想定されおり、大量の災害支援物資が必要となる見込みであるため、大量輸送のできる海上輸送ルート確保に向け、2つの輸送ルートにより訓練を実施する。訓練の実施内容ついては下記の通り。

@災害支援物資をコンテナシャーシに積載し、千葉港及び東京港から、それぞれ堺泉北港及び徳島小松島港まで船舶により海上輸送。
A堺泉北港堺2区基幹的広域防災拠点及び県立防災センター備蓄倉庫からトラックでそれぞれ大阪府及び徳島県内の輸送拠点へ輸送。
併せて、鉄道輸送(広島県から鹿児島県)、航空輸送(北海道から静岡県)による災害支援物資輸送の机上訓練も同時並行して行う予定である。

国交省では同訓練を通して、平成28(2016)年熊本地震で課題となった関係者間の情報共有について検討を行うとともに、輸送調整方法の改善を図る他、大規模災害発生時に陸海空の輸送手段を最大限に活用できるよう、訓練で得られた知見等により、「即応型 災害支援物資輸送の実施方策」を策定していく。

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投稿者:gotsuat 10:50| 行政関連