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2017年01月12日

【物 流】国交省 トラック輸送情報(平成28年10月分)


国土交通省は「トラック輸送情報(平成28年10月分)」を公表した。

調査対象24社の10月の特別積合せ貨物の輸送量は、5,452,640トン(前月比102.3%、約124千トン増/前年同月比97.7%、約130千トン減)の実績となった。平均稼働日数は24.1日(前月比0.7日増/前年同月比0.6日減)であり、稼働1日当たりの輸送量は、226,251トン(前月比99.4%、約1千トン減/前年同月比100.1%、約0千トン増)の実績である。

品目別及び地域別輸送状況の調査対象である25社は、前月と比較すると「化学工業品」、「繊維工業品」の輸送量が増加したと回答する事業者が多かった。「繊維工業品」は工場・生産地から出る貨物の増加が要因となっており、「化学工業品」は倉庫から出る貨物が増加要因となっている。地域別では特に「近畿」で貨物増となっている。しかし、前年同月との比較では品目別トータルで輸送量が減少したと回答する事業者が多く、「金属製品」、「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」において工場・生産地からの貨物減が主な要因となっている。ただし、「化学工業品」は倉庫から出る貨物減が主な減少要因である。地域別では「関東」、「近畿」、「中国」の各地での貨物減が目立った。

一般貨物の輸送状況では、全国の一般貨物トラック事業者(10月の回答事業者792社/調査対象事業者数1,011社)の輸送量は、前月比106.1%、前年同月比97.9%であり、全国各地で前月比を上回った。中でも近畿の輸送状況は前月比103.2%、前年同月比96.7%となっているが、「その他の化学工業品」、「食料工業品」の輸送量が減少したと回答する事業者があった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連