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2016年12月26日

【流 通】顔認証技術を活用した決済サービスの実証実験を実施


日本電気(以下 NEC)と三井住友フィナンシャルグループ(以下 SMFG)、三井住友銀行(以下、SMBC)、三井住友カードは、FinTechへの取り組みの一環として、SMBC本店・東館の社員食堂及び三井住友カード東京本社で顔認証を活用した決済サービスの実証実験を実施する。

SMBCの実験期間は、2016年12月12日から2017年1月30日まで、対象者は、SMBCの本店・東館に勤務する社員約1,000名。また、三井住友カードの実験期間は2016年11月21日から2017年1月31日まで、対象者は三井住友カードの東京本社に勤務する社員約400名。

生体認証は他の認証手段と比べ、成りすましが極めて困難であり、またカード等の物理的なID情報を携帯する必要がない等のメリットがあることから、様々な分野で活用され始めている。決済分野においても、FinTechを活用した高度で先進的なサービスを体験できる環境の整備が期待されており、そうした環境整備を実現する一つの方法として生体認証への注目度が高まっている。中でも顔認証は専用の認証装置が不要という特長を有している。なお、登録した生体情報は数値化されているため、万一その情報が第三者に渡っても本人の顔は特定できない。

今回の実証実験では、世界No.1の認証精度(※)を有するNECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用し、事前に撮影・登録した社員の顔画像と、食堂に設置したカメラで撮影する顔画像を照合して本人確認を行う。

NECとSMBC、三井住友カードは、今回の実証実験において認証性能や利用者の生体認証に対する受容性、運用負荷等システム・運用面の確認を行い、実店舗での顔認証を活用した安全・安心で便利な手ぶらでの新たな決済サービスの提供を見据えた経験・ノウハウの蓄積を図る。

※ 米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通