2016年12月09日
【物 流】物流連「第10回 物流懇談会」を開催
日本物流団体連合会(以下、物流連)は平成28(2016)年11月28日に第10回「物流連懇談会」を開催した。
物流連懇談会は、物流業界の幅広い会員の参加を得て会員への情報提供や会員相互の情報交換と交流のために行われている。以前までの講演者は物流連会員企業の経営者等、物流に直接関わる方が行っていたが、今回は初めて荷主の立場からの講師が講演した。講演テーマは「小売り流通業の現状と物流業への期待」とし、約90名が講演に参加した。
講演内容は「小売流通業を取り巻く環境と課題」で、小売業の競争状況としてリアルからEコマースに大きく変貌している実情と、世界のEC市場の急激な伸長について語られた。さらにデジタル活用の取り組みとして、経営戦略にはデジタルが欠かせないことや、ICTの進化を背景としたIOT、ビックデータ等の繋がりにより産業だけでなく生活が変化していることとそれらを利用している企業の実例が紹介された。加えて、サプライチェーンにおける物流改革について環境問題も絡めながらドライバーの人手不足等にもふれられ、物流パートナー、卸売業、小売業が連携しつつ、それぞれの分野に特化しながら新たなサプライチェーンを作るべきだと主張された。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:40| 物流事業者
