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2016年12月08日

【環 境】自然冷媒CO2を採用した業務用冷凍冷蔵コンデンシングユニットを開発


三菱重工サーマルシステムズは、自然冷媒であるCO2を採用した業務用ノンフロン冷凍冷蔵コンデンシングユニット「HCCV1001」を開発した。同社独自のCO2二段圧縮機スクロータリーをはじめ、幅広い先進冷熱技術を活用することにより、地球環境に対する配慮と高効率を実現している。

「HCCV1001」は10馬力タイプで、使用するCO2冷媒R744はオゾン層破壊係数ゼロ、GWP(Global Warming Potential:地球温暖化係数)1と現在広く使われているフロン(HCFC)や代替フロン(HFC)に比べ、オゾン層保護と温暖化抑制に大きく寄与する。使用周囲温度は−15℃〜+43℃、使用温度範囲は−45℃〜−5℃で、多様な冷蔵・冷凍のニーズに対応可能である。

また、最大配管長を同能力のフロン冷媒採用機と同等の100mとすることで置き換えを容易としている。さらに、同社のビル用マルチエアコン室外ユニットと同一の外形を採用することでコンデンシングユニットとの混在設置も可能にした。

三菱重工サーマルシステムズは、平成29(2017)年4月に販売を開始し、冷凍冷蔵倉庫向けやスーパーマーケットなどの冷凍冷蔵食品陳列ケース向けを中心に、省エネおよび環境負荷低減に対するニーズを開拓していくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】