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2016年11月22日

【物 流】近畿運輸局 内航船員の確保・育成対策として守口市立庭窪中学校で出前講座実施


国土交通省(以下、国交省)は日本産業を支える重要な産業である内航海運の船員の高年齢化と大量離職に伴う担い手不足により若手船員の確保が必要なため、内航船員の確保育成施策を推進している。
国交省近畿運輸局では中長期的視点の取り組みの一環として近畿管内の各中学校を対象に出前講座を実施しており、今回、平成28(2016)年11月10日に行った守口市庭窪中学校での実施結果を公表した。

出前講座の目的として、海運の重要性や船員の仕事の魅力をPRし、船員の仕事を将来の職業の選択肢として捉えてもらうことが挙げられている。講演では、日本の貿易量の輸出入を合わせた99.7%が「海運」であることや主要な輸入品目と主な輸入国を説明した。更に海運の運送が止まった場合に起きる影響や安全な運航を行うための船員の仕事の重要性等を伝えた。
その他にも、船で運ぶ強みと弱みについて述べ、強みは一度に大量の物資を運ぶことが出来ること、弱みとして速度が遅く物資輸送に時間がかかることも説明した。

講師には工場等では機械化・自動化が進み人手を削除する傾向にあるが、将来的にも船員の仕事が人手削除になるのではないかとの質問があった。これに対し、現在機関士の部門では自動化が進んでいるが船長・航海士は船の安全性を確保するため目視で周りを確認している。周りの船の位置情報を自動化により機械だけで判別し、安全に運航するのは先のことであり、仕事がなくなることはないと回答した。

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投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連