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2016年11月11日

【流 通】日本通運 鉄道・内航併用12ftハイブリッドコンテナを開発


日本通運は、鉄道・内航船双方の輸送に対応した12ftハイブリッドコンテナを開発し、2016年10月26日に帯広〜大阪間で第1回目となる試験輸送を行った。試験運用の概要は以下の通り。

1.集貨 お客様より集貨し苫小牧港までトラックにて持込
2.海上輸送 苫小牧港より東京湾まで海上輸送
3.移送 東京港より東京(タ)までトラックにて移送
4.JR輸送 東京貨物(タ)より吹田貨物(タ)まで鉄道輸送
5.配達 吹田貨物(タ)よりお客様までトラックにて配達

このコンテナは、鉄道と内航船両方の輸送に対応した緊締が可能で、荷物を積み替えることなく鉄道と内航船の輸送を相互にシフトできる。従来、北海道地区では生野菜や青果物の収穫時期に通風コンテナが不足していたことから、今回開発したハイブリッドコンテナは通風型とした。また、災害時の列車運休などによる緊急対応(BCP対策)としての利用できる。日本通運では、2016年11月末までに145基の導入を予定している。

【コンテナ仕様】
・鉄道、内航船双方にそのまま積載可能な緊締装置(JRアンカー緊締、ツイストロック緊締)
・JR貨物コンテナ番号と内航船用番号を併記
・通風機能(回転ダイヤル式のベンチレーター8個付属)
・両横側開き
・内寸(mm)w3,642×d2,277×s2,303
 内容積19.1m3、最大積載量 5,000kg

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 流通