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2016年11月08日

【物 流】国交省 若年層・女性ドライバー就労育成・定着化に関するガイドラインを発表

国交省はトラック運送事業者に占める若手就業者や女性の割合が非常に低いことから、若年層・女性の新規就労者の「育成」・「定着化」を効果的に図るためのポイントをまとめたガイドラインを作成した。

同ガイドラインは、「T.トラック運送業を取り巻く課題」、「U.これからのトラック運送業の採用」、「V.若年層・女性ドライバー採用時のイメージアップ・PRポイント」、「W.若年層・女性ドライバーの育成・定着のためのポイント」、の4つから構成されている。

中でも「V.若年層・女性ドライバー採用時のイメージアップ・PRポイント」で、ドライバーになって良かったことの例として、「お客様から感謝の言葉がもらえる」ということや、その日のノルマさえ達成すれば早めに帰宅し、「ひとりの時間」や「自由な時間」があることを紹介している。また、女性にとっては、パレット等の機材やフォークリフトを使った負担が少ない業務、手積み・手卸しがないダンプや海上コンテナ、宅配や小口貨物などの配送業務といった短時間配送等、女性にできる仕事・向いている仕事があることも魅力として書かれている。
 
更に、「W.若年層・女性ドライバーの育成・定着のためのポイント」では、「育成」に関して、初任運転者の教育には時間をかけて丁寧に行うことや資格支援制度で会社全体を活性化させること、若年層にもわかりやすいマナー教育を実施することを促している。「定着」に関しては、勤務に応じた公正な給与を支払うこと、昇進・昇給制度など、未来に希望が持てるような体制作りをすること、休暇を取りやすい環境づくりや相談体制を整えること、施設や設備を充実させること、先輩ドライバーからの積極的な声かけや目をかける等、社内コミュニケーションを円滑にすること、等が挙げられている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連