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2016年10月28日

【物 流】ばら積みピッキングコントローラが第7回ロボット大賞を受賞


経済産業省と日本機械工業連合会は、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省との共催で開催した「第7回ロボット大賞」の受賞ロボット決定したことを発表した。

「ロボット大賞」とは、ロボット技術の発展やロボット活用の拡大等を促すことを目的に、特に優れたロボット等を表彰する制度のことで、平成18(2006)年からロボット大賞として経済産業大臣賞を交付している。

平成28(2016)年度のロボット大賞は、世界初の完全ティーチレス(人間がロボットに動作を教示することがない)で実現するばら積みピッキングロボットが選ばれた。
ユーザーは、まずペンダント上でロボットの動作環境を作成し、次にワークの把持可能箇所の登録を行い、最後に搬送位置や姿勢の登録をする、という3ステップのみで、専門家でなくても約3週間でばら積みピッキングの立ち上げができる。

このロボットの評価点として、自動車産業に加え、物流でのピッキング工程の自動化を推進するなど、労働力不足等の社会的課題の解決に貢献していること、生産性向上に寄与していることが挙げられている。また、タッチパネルを使った直感的な操作で対応ができるユーザー視点での利用環境システムであるという点やロボットメーカーを選ばない汎用性を備えている点でも、ロボットの適用範囲の拡大が期待できる優れたロボットとして評価されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| IT関連