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2016年10月26日

【環 境】トヨタ自動車、燃料電池バスをトヨタブランドで販売


トヨタ自動車は、実用化に向けて走行実証を重ねてきた燃料電池バス(FCバス)をトヨタのブランド(車名:トヨタFCバス)で、平成29(2017)年初めに2台販売する。東京都交通局が運行する路線バスに使用される。

「トヨタFCバス」は、公共交通としてのFCバスの活用について一般の理解を深めることを目的とし日本で初めて販売する予定で、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる平成32(2020)年までに、都を中心に100台以上の導入を予定している。

同FCバスは、子会社の日野自動車と共同で進めてきたFCバスの開発経験を基に開発された。平成26(2014)年12月に発売した量産型燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けの「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用し、内燃機関と比較してエネルギー効率に優れるうえ、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない環境性能を実現している。また、大容量の外部給電システムも装備されており、235kWhの容量と、最高出力9kWの電力を供給でき、災害などで停電が発生した際、学校の体育館をはじめとした避難所や家電の電源として利用可能となる。

トヨタ自動車は、水素を将来の有力なエネルギーと位置付け、MIRAIやFCバス、燃料電池フォークリフト、家庭用定置燃料電池などの技術開発を推進し、今後も開発を加速させていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| 企業の取り組み 【機関別】