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2016年10月11日

【物 流】国交省 高速道路における安全確保の徹底について通達


国土交通省(以下、国交省)は平成28(2016)年10月2日に愛知県岡崎市で発生した高速乗合バスと大型トラックの重大追突事故の発生を受け、日本バス協会と全日本トラック協会に対し、同4日に通達を行った。

国交省は、事業用自動車の事故防止について同年9月21日付で国自安第121号等を通知し、同日から30日までを秋の全国交通安全運動期間に設定していた。当該事故はこの運動終了直後であり、輸送プロである運送事業者同士の事故であると共に、路肩に停車中の車両に追突するという基本的な安全確認不足によると思われるものであることから自動車運送事業者そのものの社会的信頼の失墜が予想される。
このため、大量輸送の需要が見込まれる年末年始に向け、重大事故防止と乗客乗員等の死傷者を発生させることのないよう、高速道路において輸送安全に万全を期すよう下記3点を周知徹底するよう促した。

@ 点呼等を通じ、運転者の健康状態・過労状態の確実な把握、安全運行が出来ないおそれのある運転者を事業用自動車に乗務させないことを徹底。
また、運転者に対して適正な車間距離の確保と道路状況等に適応した安全速度の遵守等安全運行に係る適切な指示を行うこと。

A 高速道路において、故障等でやむを得ず停車する場合は路肩に寄せて停車させ、停止表示器材や発炎筒を設置すると共に、運転者等が車外に出る場合には後続車に十分注意するなどの安全確保措置をとること。

B 運行中・停車中に車内にとどまる場合にも乗客乗員のシートベルトの着用を徹底すること。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連