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2016年10月06日

【物 流】NEXCO西日本 落下物防止について啓発強化


NEXCO西日本は高速道路上の落下物が多発傾向にある10月を「落下物防止啓発強化月間」とし、啓発の強化を行うことを明らかにした。

高速道路上の落下物は、後続車両が衝突や乗り上げ、巻き込み事故等を引き起こすだけではなく、落下物を避けるために無理な車線変更を余儀なくされることなどにより、死亡事故や車両火災といった重大な事故につながる恐れがあり、落とし主だけではなく周りを巻き込みかねない大変危険なものである。

落下物は平成25(2013)年から徐々に減ってきてはいるものの、平成27(2015)年調べでNEXCO西日本管内においては約13万1千件の落下物が発生している。時間あたりでは4分間に1件の割合で落下物が発生している計算になり、依然発生率は高い状態である。

このことからNEXCO西日本は出発前チェック及び運転中の再チェックを呼び掛けている。高速道路では、高速走行により一般道を走行する場合よりも積荷等に風圧や振動がかかる。出発前や高速道路走行前には積荷にシートをかける、ロープで固定する等の落下防止措置をとるとともに、長距離・長時間走行の場合は途中のサービスエリア・パーキングエリアでも再チェックするよう注意を促した。

落下物は落とし主の責任になり交通反則行為である。第三者に損害を与えた場合は落とし主に賠償の責任が生じるほか、道路交通法や自動車運転死傷行為処罰法等の違反により、法律で罰せられるので、ドライバーにおいてもいっそうの注意が求められている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通