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2016年09月30日

【環 境】東芝 10年間駆動可能な省電力の無線マルチホップネットワーク技術を開発


東芝は、広範囲に設置したセンサーのデータを無線中継により99.999%以上の割合で収集ができ、10年以上にわたる電池駆動が可能な省電力無線マルチホップネットワーク技術を開発した。

近年、気象問題や社会インフラの老朽化による、災害や事故の被害軽減のため、センサーと通信装置を対象物に設置し、ネットワークを通じてデータを収集・監視するシステムが注目されている。同技術は、電池で駆動するため通信線や電源線が不要で、災害の恐れがある自然環境や、老朽化した建物、橋、トンネルなどに容易に取り付け、少ないメンテナンスコストで監視が可能となる。

省電力化では、通信タイミングを一致させて、通信不要の時間帯は無線機をスリープさせる方法を取り入れた。データ収集に必要な無線中継回数などから、自律的に無線機をスリープさせるタイミングを判断できる仕組みを開発し、これによって電池交換は約10年不要となり、電力使用量を大幅に削減した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:20| 企業の取り組み 【機関別】