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2016年10月03日

【アジア】光岡自動車 台湾で大型リムジン型霊柩車販売

光岡自動車は、台湾国内における霊柩車販売代理店契約を締結しているFAHMAN MOTORSを通じて本格的に霊柩車を販売する。両社は、2015年3月に台湾国内における霊柩車の販売代理店契約を締結し、発売へ向け準備を進めてきた。台湾国から車輌に関する認証取得をした事で本格的な販売を開始する。

販売車種は、大型リムジン型霊柩車の「ミツオカリムジンタイプV(5名乗車)」で、「ガリュー」をベースにセンターを1,200mm延長、リヤオーバーハングを400mm延長した。台湾での法規対応させるため、日本仕様とは異なる左ハンドル仕様や細部が異なる仕様で発売する。ボディカラーはブラックとパールホワイトを主に、2016年10月より販売を開始し、年間10台の販売を計画している。

台湾では1970年代まで埋葬が主流で火葬率は30%程だが、1987年に埋葬禁止令が制定されてから一気に火葬化がすすみ、現在では火葬率が90%以上と言われている。霊柩車の目的は、日本と同様で葬儀場から火葬場までの搬送用途として使用される。しかし、台湾国内では霊柩車への改造が認められないため、輸入された霊柩車が席巻し、各国様々な大手量産メーカーベースの霊柩車が使用されている。この中には、光岡自動車がつくり上げるクラシカルデザインの霊柩車はまだ存在しないので、日本国内同様にニーズが有ると判断した。

今後もこうした特殊車輌分野におきましても、大手量産メーカーとの差別化が狙える市場と判断した場合は、手作りを基本に「希少性」や「デザイン性」を訴求したクルマ達の海外展開も進めてまいります。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア