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2016年09月26日

【環 境】国土交通省 国際航空分野の温室効果ガス排出削減制度に参加


国土交通省は、国際航空分野における温室効果ガス削減の対策の1つとして、国際民間航空機関(ICAO)において検討されている市場メカニズムを活用した全世界的な排出削減制度(Global Market-Based Measures : GMBM)への参加を決定した。

国際航空分野の温室効果ガス排出削減については、ICAOの場において、グローバル削減目標(@燃料効率を毎年2%改善、A2020年以降総排出量を増加させない)を定め、新技術の導入、運航方式の改善、代替燃料の活用に加え、市場メカニズムを活用した世界的な排出削減制度(GMBM)を構築するべく検討を進めてきた。

GMBMの具体的な制度内容については、これまで、専門家やハイレベルの会合における議論を通じ、骨格は固まってきている。制度開始当初の2021年〜2026年の間は、自発的に参加する国同士を結ぶ飛行ルートを対象に適用される見込みであり、加盟国は参加の意思の有無についてICAOより照会されている。既に、米、中、欧州諸国等が参加の意思を表明している。国土交通省は日本国として、国際航空分野で責任ある役割を有しており、また地球温暖化対策に積極的に取り組む必要があることから、同制度へ参加することを決定した。今後、来るICAO総会において、同制度の具体的内容について成果を得て、できるだけ多くの国が同制度に参加するよう、関係各国と連携して取り組んでいく。

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投稿者:gotsuat 09:50| 環境負荷低減【取り組み内容別】