2016年09月16日
【環 境】カネカ 結晶シリコン太陽電池で世界最高変換効率達成
カネカは、NEDOのプロジェクトにて、最も普及している結晶シリコン太陽電池のセル 変換効率の世界最高を実用サイズで達成した。
太陽光発電は、発電コストが他の電源に比べ依然高いことから、コスト低減が重要な課題となっており、太陽電池の変換効率の向上は、太陽光発電における発電コストの低減に大きく寄与する。今回、同機構の「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトにおいて、カネカは、ヘテロ接合技術とバックコンタクト技術を組合せた結晶シリコン太陽電池を開発した。また、結晶シリコン太陽電池として世界最高となるセル変換効率（太陽電池の重要な性能指標の一つで、光のエネルギーを電気エネルギーに変換する割合）である26.33％を実用サイズ（セル面積180cm2）にて達成した。
カネカとNEDOは、発電コストの低減を目的として、高効率結晶シリコン太陽電池の開発を進めてきており、今回の成果は、同社が開発した高品質アモルファスシリコンを用いたヘテロ接合技術や、電極の直列抵抗を低減させる技術、太陽光をより効率的に利用できるバックコンタクト技術を組み合わせることにより実現したものである。この世界初の成果は、結晶シリコン太陽電池の技術開発を先導するものであり、太陽電池の高効率化による発電コストの低減に大きく寄与する。
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投稿者：gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】
