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2016年08月24日

【流 通】日本気象協会 新しい人材育成制度「気象防災キャスター」を開始


日本気象協会は、話す力・伝える力を持ち、高い防災意識と幅広い気象知識を有する専門性の高い気象予報士を育成することを目指し、「気象防災キャスター」育成制度を開始した。

「気象防災キャスター」育成制度は、通常時は気象番組への出演、気象解説を行い、災害発生時などの有事の際は各放送局の「気象センター」に気象の専門家として常駐し、報道原稿作成、取材対応、視聴者・聴取者への情報提供などを継続的に行える「気象キャスターであり、防災の専門家」としての人材を育成する制度で、「気象防災キャスター」として「話す力・伝える力」に加え、気象予測や日射量・レーダ関連の気象観測経験、防災行政知識、暦の知識、生活気象などの広範囲な知識と経験を積むことができるカリキュラムを用意し、気象予報士としての自身の能力をさらに拡大・深化させることを目的としている。

近年、これまでの気象の知識や経験、ノウハウでは説明できないような極端な気象災害や自然災害が多発してきており、国もこのような状況を「新たなステージ」として捉え、対応策の検討を開始している。この状況に対して放送局や新聞社などのマスメディアや地方自治体の防災対応部門などから民間気象会社へ、話す力、伝える力を持ち、予報業務や観測業務の実地経験を踏まえた高い専門性と防災意識を有する気象予報士の派遣を要望される機会が増加している。

日本気象協会は、気象情報サービスのパイオニアとして、気象データの調査解析や気象観測などのフィールドワークを通じた豊富な経験と知見を有している。また、全国主要都市に拠点を持ち、気象観測や気象予測以外にも、防災や環境エネルギー分野での法人向けコンサルティング業務やコンシューマ向けビジネスを実施するなど、幅広い事業展開を行っている。

社会からの新しいニーズに対応するため、日本気象協会が保有する人的、物的資産を総動員し、「気象防災キャスター」を気象予報士の新しい姿として、世に送り出すとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通