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2016年08月22日

【流 通】ALSOK 「水防法対策ソリューション」提供


ALSOKは地下街等の地下空間を運営する管理者に対し、水防法で定められている、避難確保・浸水防止計画の作成を始めとする3つの義務への対応を支援する「水防法対策ソリューション」の販売を開始した。

近年、予報が困難な局地豪雨や台風などによる浸水被害が頻発している。特に地下空間は地上に比べ降雨状況の把握が困難であり、地上の冠水が浅い場合でも、地下では短時間で人命に関わる深刻な被害につながる可能性が高いなどの特性があり、利用者および従業員の安全確保が必要とされている。

このため、2013年7月に水防法が改正され、浸水想定区域内に重要な地下空間が存在する場合、その地下空間を運営する管理者は、[1]避難確保計画および浸水防止計画の作成、[2]訓練の実施、[3]自衛水防組織の設置について自治体への報告が義務づけられた。なお、自治体からの指示に従わない場合は、公表の措置がとられる(※)。

しかし、地下空間を運営する管理者からは、「計画の作成方法が分からない」「水害を想定した避難訓練が出来ない」「避難の判断は担当者によって変わる」等の声が聞かれている。

そこで、ALSOKは地下空間を運営する管理者に対し、避難確保・浸水防止計画書作成、訓練支援、緊急時行動支援サービス(雨量・水位の常時監視とメール送信)をパッケージ化した「水防法対策ソリューション」の提供を開始する。なお、同サービスは、水防対策の専門的な知見が必要であるため、豊富なノウハウを持つ建設コンサルタントのパシフィックコンサルタンツと連携して提供する。

※水防法では地下街等の地下空間だけでなく、高齢者等利用施設、大規模工場等も規定されているが、地下空間はより責任が重い「義務」となる

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通