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2016年07月26日

【物 流】帝国データバンク景気動向調査 物流・運輸の動向(2016年6月調査)


帝国データバンクは、2016(平成28)年6月度の景気動向調査結果を発表した。

これによると、同月における国内全体の景気DIは41.3ポイントで前月比0.5ポイント減となり、3か月連続で悪化した。熊本地震や燃費データ不正問題、イギリスのEU離脱決定など国内外から悪材料となる要因が相次いでおり、悪化傾向が続いた結果となった。

業界別で見ると、「運輸・倉庫」について、景気DIは40.0ポイントで前月比1.5ポイント減となり、2カ月ぶりの悪化となった。ドライバー不足に伴う人件費上昇が継続する中、原油価格の緩やかな高騰により、ガソリン価格が15週連続で上昇するなど、企業の費用負担が高まった。また、熊本地震の影響に加えて、大手自動車メーカー系列サプライヤーの火災に伴う工場生産の停止なども悪化要因となった。

一方、改善要因として同年4月から燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)が6年半ぶりに0円となったこと等で旅行需要が回復してきた他、冷蔵倉庫業において、中元ギフトの出荷シーズンに入り、季節商材の出荷で上向き傾向になることが挙げられた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者