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2016年07月21日

【物 流】全ト協「準中型免許Q&A」パンフレット公表


全日本トラック協会(以下、全ト協)は、平成28(2016)年7月15日に「準中型免許Q&A」パンフレットを公表した。このパンフレットは、平成27(2015)年6月17日に公布された「道路交通法の一部を改正する法律」により「準中型免許」の新設が決定し、免許新設に係る改正道路交通法が平成29(2017)年3月12日に施行されることから公表された。

現行のトラック免許は、車両総重量5トン以上11トン未満が中型免許、車両総重量11トン以上を大型免許と定めていたが、新制度では車両総重量3.5トン以上7.5トン未満を準中型免許と定め、車両総重量7.5トン以上11トン未満を中型免許に定めるとしている。

現状の中型免許の問題点として、中型免許制度の導入時、普通免許でも運転できるトラックは車両総重量が5トン以下と定めたが、その一方で輸送品質の向上や荷役作業の省力化のために省力設備を装備した車両が増加している傾向にある。2トントラックでも車両総重量が5トンを超えるものも増え、小型トラックを運転するために中型免許が必要となるが年齢や運転経験を要件とする中型免許のハードルは高く、若年ドライバーが働く際の障害となっていた。

こうした背景から、準中型免許を新設することにより運転経験年数を問わず、集配用小型トラックの運転が可能となることで若年ドライバーの積極的採用に大きな期待がかかっている。準中型免許の特徴として「準中型免許Q&A」パンフレットでは、下記の6点が挙げられている。

@ 車両総重量が3.5トン以上7.5トン未満のトラックが対象
A 基礎的免許として18歳で普通免許がなくても取得可能
B 免許取得時の技能教習は普通免許より7時限プラス
C 現行普通免許保有者は自動的に「5トン限定準中型免許」に移行
D 「5トン限定準中型免許」の限定解除教習は4時限
E 平成29(2017)年3月12日からの施行

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者