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2016年07月20日

【物 流】JR貨物 「運転支援システム(PRANETS)」を更新


日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)は、同社が平成20年に開発・導入した「運転支援システム(PRANETS)」を平成29(2017)年4月以降順次更新する。

「運転支援システム(PRANETS)」は、機関車の運転席に設置したモニター画面等により、運転士に徐行区間の予告等を行う「運転士支援機能」と、搭載されたGPSで列車の位置情報を収集し、列車位置情報提供システムに位置情報や遅れ時分の提供を行う「列車位置情報把握機能」の二つの機能を有している。

近年、貨物の正確・迅速な位置情報の提供が必須となる中、最新の情報通信技術を取り入れシステムの安定性や情報提供の正確性の向上を図ることで、走行列車の位置情報のきめ細やかな提供など、より一層サービスアップを行うことが可能になる。

更新の概要は下記の通り
1.端末・機器の更新と簡素化
2.アプリケーションプログラムの新しいOSへの対応
3.機関車位置発信の二重化
4.列車番号の補完入力への対応
5.運転支援データの順次ダウンロード方式への変更
6.機能拡張への対応

「運転支援データの順次ダウンロード方式への変更」では、現行方式では乗継の度に運転士が各区間の運転支援データの入ったUSBメモリを差し替えていたのに対し、更新後は始発駅で運転士が列車番号等を入力し、乗継時には乗継ボタンを押下することで、各区間の運転支援データが順次ダウンロードされるようになり、運転士の作業効率化にも貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者