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2016年07月14日

【知 識】フィナンシャル・エージェンシーとアルム 医療保険分野でのIoT実現を目指し業務提携


フィナンシャル・エージェンシーは、医療ITサービスを提供するアルムと、医療情報アプリケーションを活用した保険事業において業務提携した。今回の提携により、フィナンシャル・エージェンシーは、アルム社の救命・救急、医療補助アプリ「MySOS」に保険ソリューションを提供する。

「MySOS」は、救急時における対処法などをまとめた救急ガイド、周辺のAED・医療施設を検索できる機能のほか、自身の健康診断データや検査・診察・投薬データ・医用画像等の情報を記録・管理することができる。患者自身が病院や健診センターで受けた健康診断・検査結果などの医療情報を持ち歩くことができ、いざというときに医療関係者への情報伝達をサポートする。患者−医療機関間での情報をネットワーク化し、アルム社の医療情報プラットフォームのアプリケーションと連携することで、さらなる医療の効率化を図り、患者の救命率向上への大きな役割を果たす。

フィナンシャル・エージェンシーでは、「MySOS」のアプリ上で「MySOS」会員向けに開発したギフト保険(無料保険)を提供する。ギフト保険契約者には更新期間前にフィナンシャル・エージェンシーの専任コンサルタントが連絡を行い、有料保険への更新や他の保険商品等の提供を行う。

また、「MySOS」会員には、フィナンシャル・エージェンシーの保険フォローサービス「よつば」を提供する。通常「よつば」はフィナンシャル・エージェンシーでの保険契約者に無料で提供しているが、「MySOS」会員は、該当保険契約の有無に関わらず、無料でサービスが提供される。さらに「MySOS」「よつば」間にて、病院へ診察を受けた際のデータを共有し、即座に保険契約における保険金請求勧奨を行うことで保険金の早期受給と給付漏れ防止を行う。

既存の「よつば」会員に対しても、フィナンシャル・エージェンシーで「MySOS」会員への新規登録も促進する。「よつば」会員は既に2万人を超えているが、今後フィナンシャル・エージェンシーの提携する保険会社・保険代理店の保険契約者約1000万人にもサービス提供を進め、2020年までに「MySOS」「よつば」双方で1000万人を擁する医療情報サービスと保険フォローサービスの会員組織を目指す。

今後は、フィナンシャル・エージェンシーは「MySOS」「よつば」において蓄積した膨大な医療データを解析し、新しい医療保険等の商品開発を行っていく予定にしている。単なる医療データを元にした商品開発ではなく、それら商品を必要とする属性の会員に商品提供ができる保険プラットフォームを創造するとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識